プログラミングフェスティバル2020
プログラミングフェスティバル2020
1.はじめに
みなさんこんにちは!
体調に変わりなくお過ごしでしょうか?
学校も再開され、新しい生活様式が付加された元の生活に少しずつ近づいてきましたね。
日々マスクをして過ごしているためか、風邪などの体調不良を起こしにくくなったように感じています。一方で、顔の周りのニキビや肌荒れがひどくなることが多くなりました。
これから乾燥の多くなる季節ですし、保湿に気を付けて過ごそうと思います。
教室の方も換気をしながらですが、空気清浄機で加湿を行っております。
2.プログラミングフェスティバル2020に参加しました!
さて、プログラミング教室の方では、プログラミングフェスティバル2020に参加しました。
ジュニアプログラミング検定2級以上合格者の5名の生徒たちに、大会に参加してもらいました。
8月初旬~準備開始
9月下旬~チェック・修正
10月初旬~最終確認・プレゼン準備
のスケジュールで準備を行いました。
3.大会の課題
今回の大会では、下記2パターンの課題があり、こども達には、そのどちらかを選択してもらいました。
①英語を楽しく勉強できるオリジナルアニメーションまたはゲーム
②「SDGs」(エスディージーズ)の具体的な課題とその解決案となるプログラム
ちなみに「SDGs」(Sustainable Development Goals)とは、2015年9月に国連サミットで採択された2030年までに193の加盟国が目指す「持続可能な開発目標」のことを指します。
こども達には、このどちらかやりたい方を選択し、それぞれ自ら考えたプログラム制作を行ってもらいました。
4.SDGsについて
「SDGs」は計17ゴール・169のターゲットで校正され、地球上の「誰一人取り残さない」ことを誓っている、この地球に住む私たち全ての人間の目標です。
「SDGs」の目標は、大きく5つに分けることができます。
①People(人間)
全ての人の人権が尊重され、平等にする。貧困と飢饉を終わらせ、ジェンダーを平等にし、全ての人に教育、水と衛生、健康的な生活を保障する。
②Prosperity(豊かさ)
全ての人が豊かで充実した生活を送れるようにし、自然と調和する経済、社会、技術の進展を確保する。
③Planet(地球)
持続可能な消費と生産、天然資源の持続可能な管理、気候変動への緊急対応などを通じ、地球の劣化を防ぐことにより、現在と将来の世代のニーズを支えられるようにする。
④Peace(平和)
平和かつ公正で、恐怖と暴力のない、全ての人が受け入れられ参加できる包摂的な世界を目指す。
※包摂的とは…1つの事柄を大きな事柄に取り込むこと。
⑤Partnership(パートナーシップ)
世界の人々の連帯強化の精神に基づき、グローバルなパートナーシップにより実現を目指す。
下記、外務省HPも是非ご覧ください。
私たちの教室では、ジュニアクラス(小3~)以上のこども達に向けて、「SDGs」の説明を行いました。
環境についての説明の中で、最近禁止になったものは何かな?とみんなに問いかけました。
すると、
「スーパーの袋が有料になったね!」
「スーパーの袋を有料にしたら、使う人が減るからプラスチックごみが減るよ!」
とこども達が教えてくれました。
また、どんなモノにプラスチックが入っているのか意見を出し合いました。
「歯磨き粉には、マイクロプラスチックと言う小さいプラスチックが入っているらしい!」
と言う意見もありました。
そして、私たちにできることは何だろう?と話し合いました。
「ゴミはきちんと分別する!」
「ポイ捨てはしない!ポイ捨てしてる人には注意する!」
「消費期限内に使い切る!」
など、様々な意見がでました。
私の方からは、
「禁止にしたり我慢したりすることも大事だけど、テクノロジーで解決する方法もあるよ!」
と話し、具体的に下記2つの例を見せました。
また、環境以外の分野で期待されているテクノロジーについても紹介しました。
・医療
自動診断、ロボット手術、再生医療(細胞の培養や再生を可能にする技術)
・農業
自動生産、食品ロス管理、人口培養肉
・資源
再生可能エネルギーの利用技術(太陽光、水流、アンモニア)
・労働
誰でもできる仕事や面倒な仕事を自動化(RPA)、AIを利用した自動運転車・空飛ぶ車や機械翻訳の実現
便利なモノをルールや法律で禁止にしてしまうことは簡単ですが、テクノロジーで解決できるような世の中に変わっていくことが望ましいです。
こども達には、そんな前向きな意思を持って成長してもらえたらなと思います。
そして、いつかきっと新たなテクノロジーの開発をしてくれることを期待しています。
↓当教室での説明時に参考にした書籍です。
5.大会準備中のこども達の様子
・絶対に1位になる!
・他の人がどんな作品を作るのか楽しみ!
・ホンマに学校の教材になったら嬉しい!
とみんな意気込んでいました。
最初のうちは、あんなんやりたい!こんなんやりたい!とどんどん思いついていましたが、実際に作業を進めていくと壁に当たる場面も・・・
中には、やっぱり内容変える!と言って、途中で大幅に変更する子も・・・
やりたいことを聞き出して一緒に考える場面や、やりたいことが上手くいかず、焦る場面もありました。
ですが、みんな頼もしく家に帰ってからも取り組み、最後までやり切ることができました。
提出の最終週には、みんなでプレゼン撮影を行いました。
カメラに向かって、考えた原稿を読みながらプログラムを実行していくのですが、これがなかなか難しい。
緊張で噛んでしまったり、伝えたい部分を上手く伝えられなかったりと、原稿を何度も修正し、練習して何度も撮影に挑みました。
「終わったらみんなで乾杯しような!」と励まし合い、無事に撮影が終了しました。
6.大会を通して・・・
今回のプログラミングフェスティバル2020を通して、こども達のたくさんの成長を感じました。
・目標やゴールに向かって、頑張ること
・一緒に頑張った仲間との友情と良い関係性
・プログラミングと向き合う姿勢の変化
何より、達成感が彼らを成長させてくれたと感じています。
大会に参加させてもらって本当に良かったです。
来年は、もっとたくさんの人数で挑みたいなと思います。
ちなみに、今月中には一次審査の結果が出るようなので、私もすでにドキドキです!
7.教室での発表会
今回制作した作品は、教室の作品展にて発表してもらいます!
人前で緊張するかもしてないけど、頑張りましょう!!